パートナーシップ宣誓制度導入 徳島市

性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ「宣誓制度」を徳島市も始めた。このような制度の導入は県内で始めてだ。LGBTQ当事者団体「レインボーとくしまの会」が導入を求め採択された。代表の長坂航さん(42)は「多様な家族があることを世の中に知ってほしい」と思いを込めて言う。 

 法的な効力はないが、生命保険の受取人になれたり、病院にもよるが面会や手術の同意など、複数の民間サービスが利用できたりする。 

 宣誓第1号は長坂さん本人だ。制度成立まで色々な苦労があったが「制度があれば公に『認められた』と感じる。救われる人もたくさんいる」という声があったからこそ頑張れたと語る。 市の担当者は「制度導入で、LGBTQの理解が広がり、一人ひとりが多様な価値を認め合い尊重する社会を目指していきたい」と話している。