防災の課題 広島
2020年2月11日、広島大学霞キャンパスで「女性と防災」をテーマにした講演とワークショップが広大と国連ユニタール広島事務所などが共催した。幅広い立場の視点を防災に取り入れる重要性について学んだ。
講演には静岡大学教授・池田恵子が登壇。消防士の男性が、「LGBTQ の人への配慮の仕方がわからない」と質問。池田教授は「当事者と一緒に考えることが大事。ただ、支援の仕方を気を付けないとアウティング(本人の同意なく性の事を他人に明かすこと)になってしまう」と答えた。LGBTQだけでなく、男女別のトイレの課題や間仕切りなどの有無については自治体内で、男女共同参画と防災分野が連携しているかがカギとなる。
ワークショップでは、防災の取り組みや課題、これから出来ることなどをグループで話し合った。防災に関する企画やネットワークなどをつくり様々な世代の方を巻き込んでいくことが大切だ。