東京ディズニーシー 数年後に新エリア 「アナ雪」も
三つの人気ディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」が題材。日本独自のアトラクションを四つ導入し、世界でも日本にしかないただひとつのリゾートをつくる計画だ。
アナ雪エリアでは、主人公のアナとエルサが生まれ育ったアレンデール王国を再現。音楽が流れる中、ボートで名場面をめぐるアトラクションだ。
「今から家族みんなでワクワクしている。ぜひ行きたい」「音楽の素晴らしさも魅力です」など、人々の期待も高まっている。
アナ雪は人気コンテンツで、2014年に劇場公開されると、興行収入は当時、日本で歴代3位を記録し、社会現象に。
運営会社オリエンタルランドのアンケートや市場調査でも圧倒的人気を誇る。
また、社会的マイノリティーの人たちの心も引きつけた。映画では魔法の力を見せようとしなかったエルサが、それを受け入れ、自らを解放する。その姿や主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」の歌詞が、LGBTQ(性的少数者)など、悩みを抱える若者からも共感を呼び、支持されている。
多様な価値観や考えを受け入れるようになった社会の変化もあらわしている。
社会で生きづらさを感じている学生も「エルサに深く共感した。物語に勇気づけられた」と話し、新エリアの完成を心待ちにしている。
「新しい世代のためのおとぎ話」とも紹介され、多くの人を引きつけるアナ雪は、人々の心を惹きつけてやまない。