誰でも楽しめる観光地 大阪府
LGBTQへの配慮も含め、すべての人が楽しめる観光地・大阪を目指そうと、世界の観光地の魅力をインターネットで発信する欧州人の男性カップル「Nomadic Boys(ノマディックボーイズ)」を招いたセミナーを市内で開いた。関西の旅行会社やホテル関係など30社呼びかけて、同性カップルを他の旅行客と同じように扱うなどの配慮を呼びかけた。
Nomadic Boys(ノマディックボーイズ)はブログの名前で、ギリシャ人の元弁護士ステファン・アレスティスさん(37)とフランス人の元コンピュータープログラマー、セバスチャン・シャニックさん(37)が始めた。彼らの旅のウェブサイトは世界中のゲイコミュニティーに特に人気で様々な言語に翻訳されている。
2人は年に3~5月ほど各国を旅行して、同性カップルが差別や違和感を感じずに過ごせる施設やホテル、飲食店などをSNSで紹介している。旅行先が安全かどうか、2人の体験談も含めてセミナーで話した。大阪観光局の溝畑宏理事長は、「LGBTQの当事者たちが人目を気にせず楽しく旅行ができるよう、どこよりも取り組む」と語った。