日高康晴(ひだかやすはる)・宝塚大学教授が監修し、当事者である児童生徒が傷つかないような教員の実践や学校のあり方を提案している。当事者の理解、適切な対応を学んでもらおうと教員向けおDVD「LGBTsの子どもの命を守る学校の取り組みが」が完成した。
全二巻の中で、「危機管理としての授業の必要性」と「当事者に寄り添うために ~教育現場での落とし穴~」をテーマに描かれている。
性自認や性的指向についての記載が盛り込まれており、当事者の生徒にどう学校や教員が対応していくか起こりうる問題等含めた作品になっている。また、教員がしてしまいがちな失敗例やLGBTsの児童生徒のみならず彼らを取り巻く非当事者の児童生徒の存在やその関わりにあたって、教員が留意するべき心得や、学校での取組や授業展開の注意点などを物語仕立てで紹介している。
日高教授は「当事者の児童生徒からカミングアウトされる前に、先生方が学校で多様性について取り組むことは、いじめ・不登校・自傷行為の発生を防ぐことになり、LGBTsの児童生徒の人生と命を守ることに直結する」と語っている。
問い合わせは「サン・エデュケーショナル」
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